ROM アーカイブ

概要

この項では、ファイルシステムにデフォルトで用意される「ROM アーカイブ」について説明します。

仕様

ROM アーカイブの基本的な動作は以下の通りです。

・ファイルシステムによって予約されているアーカイブ名 "rom" を使用し、
FS_Init()の呼び出し時に自動的にロードされます。

・CARD 関数を使用して適宜 CARD ROM へアクセスすることによって、
CARD ROM 上に構築されたNitroROMフォーマットのアーカイブ情報を提供します。

・オーバーレイテーブルへアクセスするFS関数から使用されます。


実装

ROMアーカイブの具体的な実装は以下の通りです。

[リードコールバック]
CARD_ReadRomAsync()によって CARD ROM からデータを読み出します。
処理開始時に FS_RESULT_PROC_ASYNC を返し、完了時に FS_RESULT_SUCCESS を応答します。

[ライトコールバック]
対応せず、常にFS_RESULT_FAILUREを返します。

[ユーザプロシージャ]
FS_COMMAND_ACTIVATE 後続の CARD ROM アクセスのためにCARD_LockRom()を呼び出します。
FS_COMMAND_IDLE CARD ROM アクセスの終了に伴いCARD_UnlockRom()を呼び出します。
FS_COMMAND_WRITEFILE このコマンドには対応せず、常に FS_RESULT_UNSUPPORTED を返します。
その他 FS_RESULT_PROC_UNKNOWNを返し、デフォルトのコマンド実装に任せます。

参照

FSArchive FS_ARCHIVE_PROC_FUNC
FS_SetArchiveProc

履歴

2008/07/14 アーカイブ名に関して記述を若干修正
2004/09/24 初版